尾道の浄土寺所有の「源氏物語絵扇面散屏風」が、現在研究調査のため国立博物館で厳重に保管されている中、2024年10月26日から11月4日までの期間限定で尾道に里帰りすることとなりました。この貴重な機会を活用し、尾道市民をはじめ多くの方々にその価値を知っていただけるよう、特別公開前のプレイベントとして「市民講座」を開催しました。
この講座は、尾道市の文化財の価値を再認識し、市民の方にその意義を伝えるとともに、文化的側面での市の活性化とロータリークラブの活動を通じて、地域とのつながりを深めるため、尾道・尾道東・因島の3つのロータリークラブが合同で企画したものです。講師には元NHKアナウンサーの松平定知氏と尾道市文化振興課の学芸員である西井亨氏をお迎えしました。
当日は、約550名の方々にご参加いただき、国宝級の文化財である「源氏物語絵扇面散屏風」の歴史的・文化的意義について深く理解を深め、10月28日から始まる特別公開への関心を高める機会となりました。
講師 松平定知氏
講師 西井亨氏