会長挨拶
2025‐26年度 尾道ロータリークラブ会長
清水 秀樹
「信頼を高めよう。話す回数をふやそう。」

2025年度RIテーマ
最近の世界情勢を見ると、各地の戦争も終わりませんし、関税問題も原理原則はそっちのけで、面子だけで張り合っているように思えます。それはお互いに信頼がないために起こっているのだと思います。ビジネスにおいても、取引は信頼をもとに成り立っています。通貨もそうです。人間が存在する限り世の中すべてが信頼をもとにしで成り立っているのかもしれません。信頼を高めようと思うと、まず対面して話して理解しないといけません。それがロータリーの職業奉仕の基本だと考えます。
一人の人間が直接関われるのはせいぜい100人ぐらいだろうと言われています。
ロータリークラブは、ポール・ハリスというひとつの物語を通して世界の120万人とつながるネットワークを持っています。しかしそれはひとつのクラブの所属会員ひとりひとりのつながりから始まるのです。そもそも所属会員ひとりひとりがお互いを信頼できなければ、世界120万人とつながることはできません。所属会員相互の信頼関係は、中直前会長が提唱されたように、会員一人一人がロータリーに参加することを楽しいと思っていただく事から始まると思います。楽しい環境でなければ人は集まりませんし、ただ単に与えられた楽しさを受諾するだけでは、お金を払ってテーマパークに行っているのと変わりはありません。いつかは飽きてしまいます。そのため、各会員が自分で積極的に楽しめる人にならないといけないと思います。そうすると楽しい人が集まってきて、一人では出来ないことが可能になります。まずは対面で直接話すことによって、お互いを理解する事だと思います。その回数を増やしていけば、おのずと信頼は生まれるのではないでしょうか。
尾道ロータリーも設立72年をむかえ、会員の年齢層も広がり、多様性を求められる時代になりました。話す回数を増やし、お互いを理解し、信頼できれば、世の中の変化にも対応できる柔軟な対応力を持ったクラブになれるのではないかと思います。